「旭山動物園を一躍有名にした“行動展示”とは?」
日本の動物園で一般的な、姿形を見せる「形態展示」に対し、旭山が世界で初めて生み出した、動物本来の行動や能力を見せる独自の展示方法が「行動展示」。野生で暮らしている現場を再現し、そこでの生活スタイルを観客に見せるという革命的な考え方から誕生した。空を飛ぶかのように自由に泳ぎ回るペンギンを水中のトンネルから見たり、地上17メートルに張ったロープを伝って悠々と移動するオランウータンの姿を下から見たりすることができる。猛獣の場合も、地面につくったガラスのドームの中から、歩き回る姿を観察できる。冬のペンギンの運動不足解消から始められた散歩は人気で、積雪時に限り開催される他、「もぐもぐタイム」と題した、食事時間を公開する催しも行われている。旭山動物園の行動展示は今後の動物園展示の指針として国内外の動物園関係者が視察に訪れるなど注目されている。


